岡山県の美作三湯のひとつ、湯郷温泉にある「ホテル湯の杜美春閣」。日本庭園を持つこの巨大な温泉宿は、果たして本当に口コミ通りの名旅館なのでしょうか?今回は、美食を愛する私が両親の還暦祝いを兼ねて、人気の露天風呂付客室「はなれ観月亭」に実際に宿泊。とろける「奈義和牛」会席や広大な大浴場の魅力を、正直な感想と共に徹底レポートします。
湯郷温泉「ホテル湯の杜美春閣」に宿泊した理由と第一印象
温泉好きの父と、美味しいものには目がない母。そんな両親との久しぶりの家族旅行(兼、還暦祝い)で宿を選ぶ際、私が一番重視したのは「食事の質」と「足腰への負担の少なさ」でした。
数ある湯郷温泉の旅館の中からホテル湯の杜美春閣(ゆのもりびほんかく)を選んだ最大の決め手は、地元ならではの美食ブランド「奈義和牛」を堪能できるプランがあったこと。さらに、ネット上の口コミで「スタッフのおもてなしが素晴らしい」「大浴場が清潔で広い」という評価が多かった点も後押しとなりました。
威風堂々とした外観と心温まるお出汁
岡山駅から送迎バスを利用し(これがシニアには本当に助かります)、宿に到着すると、まずその敷地の広さに驚かされます。
ロビーに入ると、和の風情たっぷりの広々とした空間が。スタッフの方々の挨拶も非常に気持ちよく、チェックインの時点で「ここを選んでよかった」と思わせてくれます。ウェルカムドリンクにはコーヒーや紅茶が用意されており、長旅の疲れをほっと癒やすことができました。
館内には手入れの行き届いた中庭があり、廊下の窓から見える四季折々の景色が、到着直後から非日常へ誘ってくれます。
ホテル湯の杜美春閣の客室レビュー|離れ「観月亭」の寛ぎ
今回予約したのは、ちょっとした贅沢を楽しむための**露天風呂付客室「はなれ観月亭」**です。
リニューアルされた和洋室の快適さ
部屋に入ってまず感動したのは、「畳の温かみ」と「現代的な快適さ」が見事に融合していること。リニューアルされたばかりのお部屋はモダンな内装で、シモンズ製の大きなベッドが置かれています。
両膝に少し不安がある母にとって、ベッドからの立ち上がりは非常に楽だったようで、部屋の至る所に座れる椅子が配置されている点にも宿の優しさを感じました。
「やっぱり畳は落ち着くね」と父も嬉しそう。小さなお子さん連れのファミリーでも、畳なら安心してゴロゴロできるでしょう。
お部屋の露天風呂とアメニティ
客室には専用の露天風呂がついており、好きな時間に何度でも湯浴みを楽しめます。プライベートな空間で、美作の風を感じながら浸かるお湯は格別。
一点だけ、これは稀なケースかと思いますが、部屋の露天風呂のお湯の水位が少し気になった瞬間がありました(すぐに調整されました)。とはいえ、蛇口をひねれば新鮮なお湯が注がれ、すぐに快適な湯加減になります。
また、室内にはコーヒーマシンに加え、女性には嬉しいヘアアイロンまで完備。アメニティの充実度は非常に高く、手ぶらで来ても困らないレベルでした。
一点、「惜しい!」と感じたのはドリンクコーナーです。美味しいお茶を楽しもうと思った際、湯呑みはあるものの茶殻入れや専用のゴミ箱がすぐ近くになく、少し探し回ってしまいました。こうした細かい導線が改善されると、さらに完璧なお部屋になると感じました。
ホテル湯の杜美春閣の温泉・大浴場を徹底レポート
部屋のお風呂も素晴らしいですが、温泉旅館の醍醐味といえばやはり大浴場です。
混雑を感じさせない圧倒的なスケール
このホテルの大浴場は、とにかく「広い」の一言。客室数が多い大型ホテルなので混雑を心配していましたが、脱衣所も浴場も非常に広々としており、周りの人を気にせずゆったりと過ごせました。
清掃が行き届いており、床も清潔。美肌の湯として知られる湯郷温泉の湯質は柔らかく、湯上がりは肌がしっとりします。
夜風が心地よい露天風呂
露天エリアには、一人でじっくり入れる「壺風呂」もありました。これが個人的に大ヒット。壺の中にすっぽりと収まり、空を見上げながらお湯に包まれていると、日頃のストレスがすべて溶け出していくようです。
洗い場の数も十分あり、シャンプーバーなども充実しているので、お子様連れでも待ち時間なくスムーズに入浴できるでしょう。
ホテル湯の杜美春閣の食事|絶品「奈義和牛」会席と朝食
今回の旅のメインイベント、夕食です。私たちは「奈義和牛会席」プランを選びましたが、結論から言うと「想像を遥かに超える美食体験」でした。
とろける衝撃!奈義和牛のステーキとしゃぶしゃぶ
夕食会場へ向かうと、期待を裏切らない豪華なテーブルセッティング。
まずはメインの「奈義和牛の鉄板焼きステーキ(75g)」。美しい霜降りのサシが入ったお肉を、自分の席で焼き上げます。
[画像: 鉄板で焼かれる奈義和牛ステーキの写真]
料理長のおすすめ通り、一口目は岩塩だけでいただきました。
「……!」
噛んだ瞬間、濃厚な脂の甘みが口いっぱいに広がり、本当にとろけます。二口目は特製タレでいただきましたが、これまたご飯が進む味。
そしてもう一つの主役、「出汁しゃぶ」も忘れてはいけません。かつおと昆布ベースの出汁にくぐらせると、お肉の余分な脂が落ち、旨味だけが凝縮されます。野菜と絡めて食べると、もう箸が止まりません。
海の恵みも抜かりなし
肉だけでなく、海鮮料理のレベルも驚くほど高かったです。
特に感動したのは高知県産の「カツオの藁焼きタタキ」。職人が手作業で焼き上げたというだけあり、香ばしい藁の香りが鼻に抜け、今まで食べてきたタタキとは一線を画す美味しさでした。
他にも、桃を食べて育った「桃鯛」や、ブリとヒラマサのハイブリッド「ブリヒラ」のお刺身など、地と海のめぐみを存分に味わえました。料理を運んでくださるスタッフの方のタイミングも絶妙で、ゆっくりと食事を楽しめました。
朝から幸せ!苺とおにぎりの朝食ビュッフェ
翌朝はビュッフェスタイルの朝食です。
和洋多彩なメニューが並びますが、特に行列ができていたのは「その場で握ってくれるおにぎりコーナー」。夫はあまりの美味しさに4つも食べていました。
また、季節によっては「いちごの食べ放題」まであります。フレッシュで甘い苺を朝から好きなだけ食べられるなんて、子供だけでなく大人も大興奮間違いなしです。
ホテル湯の杜美春閣の宿泊レビュー総評|こんな人におすすめ
今回の宿泊を経て、ホテル湯の杜美春閣は単なる温泉宿ではなく、「食・湯・癒やし」が高レベルでバランスの取れた、非常にコスパの良い宿だと感じました。
【チェック】気になったポイント(正直レビュー)
良い点ばかりでなく、少し気になった点も挙げておきます。
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子供の安全対策: ファミリーも多い宿ですが、客室の鍵の位置が子供の手の届く高さに1つだけで、ドアガードがない部屋がありました。元気なお子さんが勝手に廊下に出ないよう、親御さんは注意が必要です。
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客室露天の水位: 到着時に湯量が減っていた(漏れ?)ケースがありましたが、フロントに言えばすぐ対応してもらえます。入室直後に一度チェックすることをおすすめします。
こんな人におすすめしたい宿です
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シニア世代との旅行: ベッドや椅子が多く、館内移動もゆったりしており、送迎バスもあるので安心です。
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美食家・肉好き: 「奈義和牛」は一度食べる価値があります。
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3世代ファミリー: 子供からお年寄りまで楽しめる工夫(広大な大浴場、朝食の楽しさ、畳の部屋)が随所にあります。
もし岡山で温泉宿を探しているなら、私は自信を持って**「ホテル湯の杜美春閣」**をおすすめします。スタッフの方々の温かい挨拶と、極上の奈義和牛が、きっと忘れられない思い出を作ってくれるはずです。
まとめ
【まとめ:ホテル湯の杜美春閣はリピート確実の名旅館】
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奈義和牛のステーキ&しゃぶしゃぶは感動級の美味しさ
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リニューアル客室「観月亭」はモダンでシニアや子連れに快適
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大浴場・露天風呂は清潔で広く、湯郷温泉の名湯を堪能できる
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スタッフの接客レベルが高く、気持ちよく滞在できる
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小さな改善点はあるものの、総合的な満足度とコスパは抜群
料理の美味しさとスタッフの温かさに触れ、「また必ず戻ってきたい」と思える素晴らしいお宿でした。人気の日程や露天風呂付き客室は埋まりやすいので、旅行を検討中の方は早めの予約をおすすめします!
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