初めての鳥取・山陰旅行、宿選びで迷っていませんか?もし「とにかく美味しい魚と肉が食べたい」「静かで落ち着いた温泉宿で癒やされたい」なら、皆生温泉の老舗「皆生つるや」が最適解かもしれません。
今回は、実際に夫婦で皆生つるやに宿泊し、のどぐろや鳥取和牛を堪能した体験を本音でレポートします。お部屋からの眺望や温泉の感想はもちろん、ちょっと気になった点も包み隠さずご紹介します。
【皆生温泉つるや】に宿泊した理由と第一印象
せっかく鳥取県の皆生温泉(かいけおんせん)まで足を運ぶなら、「日本海の幸」と「大山の絶景」、その両方を贅沢に味わいたい。そんな欲張りな願いを叶えてくれる宿を探してたどり着いたのが、「皆生つるや 四季を奏でるさらさの宿」でした。
今回この宿を選んだ決め手は、なんといっても料理のクオリティの高さと、観光拠点としての立地の良さです。「国立公園 大山」や「水木しげるロード(境港)」、さらには足立美術館へのアクセスも良好。旅の計画が立てやすい抜群のロケーションでした。
ロビーでの温かいお出迎え
宿に到着すると、そこは歴史を感じさせる落ち着いた佇まい。「古いのかな?」と少し構えていましたが、一歩足を踏み入れると、手入れの行き届いた清潔感と、スタッフの方々の温かい笑顔に出迎えられ、ホッと肩の力が抜けました。
チェックインの手続きもスムーズで、言葉遣いや所作の一つひとつに「老舗のおもてなし」を感じます。ロビーでは小さなお子さんが自分用の浴衣を選んでいましたが、スタッフの方が目線を合わせて優しく一緒に選んでいる姿が印象的で、家族連れにも優しい宿なのだと感じました。
皆生つるやの客室レビュー|部屋の広さ・眺望・アメニティ
案内されたのは、「大山&日本海眺望」が約束された角部屋の和室です。扉を開けた瞬間、まず驚いたのはその広さと開放感でした。
部屋に入った瞬間の感動ポイント
畳のいい香りが漂う和室は、夫婦二人で過ごすには十分すぎる広さ。きちんと清掃が行き届いており、古さを「趣」として楽しめる落ち着いた空間です。近年はモダンなベッドタイプの客室も増えていますが、こういった正統派の和室で足を伸ばして寛ぐのも、温泉旅行の醍醐味ですね。
窓からの景色と客室の設備
角部屋の特権である二面の窓からは、雄大な大山(だいせん)と日本海が一望できる……はずでしたが、当日はあいにくの空模様で大山は雲の中。それでも、広々とした窓から入る光と海風はとても心地よく、晴れていればさぞかし絶景だったろうと思います。
設備面で一点だけ気になったポイントを挙げるとすれば、片側の窓が非常に重く、開閉しづらかったことです。古い建物の構造上仕方がない部分かもしれませんが、網戸があればもっと安心して風を取り込めたかな、と感じました。ただ、部屋自体は静寂そのもので、波の音を聞きながらゆったりとした時間を過ごせました。
皆生つるやの温泉・大浴場を徹底レポート
旅の疲れを癒やすといえば、やはり温泉です。皆生温泉は全国的にも珍しい「海から湧く温泉」として知られています。
泉質と温泉の効能「美肌の湯」
つるやのお湯は、塩分を含んだ「塩化物泉」。入浴すると肌がキュッと引き締まるような感覚があり、湯上がりはずっとポカポカ感が続きます。保湿効果が高いことから「美肌の湯」とも呼ばれているそうで、確かに翌朝の肌の調子がとても良かったです。
大浴場の雰囲気と気になった点
大浴場と露天風呂を利用しました。決して「巨大なスパリゾート」のような広さはありませんが、混雑することなく、程よい広さで落ち着けます。露天風呂では心地よい風を感じながら、源泉かけ流しの贅沢なお湯を独り占めする瞬間もありました。
一つだけ残念だったのは、洗い場の鏡が曇っていてかなり見えづらかったこと。温泉成分の影響ですぐに曇ってしまうのかもしれませんが、ここが改善されるとさらに快適度が上がると感じました。ただ、清掃自体はきれいにされており、お湯の温度管理も絶妙で、つい長湯をしてしまいました。
皆生つるやの食事|夕食・朝食のクオリティ
今回の旅のメインイベント、夕食の時間です。
今回予約したのは「郷土美味会席<青藍(せいらん)>」。結論から言うと、この夕食のためだけに再訪したいと思えるほど素晴らしい内容でした。
夕食のハイライトと味の感想
テーブルに並べられた料理は、まさに「山陰の食の博覧会」。特に感動したメニューをいくつかピックアップします。
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紅ズワイ蟹半丁: 身がぎっしり詰まっており、甘みが強い!カニ酢につけて食べると、口の中が日本海です。
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造里(白イカ他): 鳥取といえば白イカ。透き通るような身は、ねっとりと濃厚な甘みがあり、鮮度の良さが際立っていました。
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のどぐろ柚庵焼き: 「白身のトロ」と呼ばれる高級魚。箸を入れるとジュワッと脂が溢れ出し、香ばしい柚子の香りと相まって、お酒が進みすぎます。
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鳥取和牛陶板焼き: サシの入った美しい和牛を陶板で。焼き上がったお肉を口に運ぶと、噛む必要がないほど柔らかく、脂が甘い!オリジナルソースとの相性も抜群でした。
お酒好きの私たちにとっては、質重視で少しずつ多種類の美味しいものをいただけるスタイルが最高でした。ちなみに、混雑するGW期間だったこともあり、追加注文したお酒の提供に少し時間がかかる場面もありましたが、スタッフの方から丁寧な謝罪のお言葉もあり、忙しい中でも一生懸命対応されている姿に好感が持てました。
一部の口コミで「お肉が少し硬かった」という声も見かけましたが、私たちがいただいたお肉は非常に柔らかく、焼き加減もちょうど良かったです(陶板焼きなので自分で焼き加減を調整できるのも良かったです)。
朝食の内容とおすすめポイント
翌朝の朝食も、身体に優しい和食膳でした。
特に「鰈(かれい)の干物」が絶品。身がふっくらとしていて塩加減も絶妙、これだけでご飯が何杯でもいけそうです。会場からは(雲の合間からですが)大山の姿も望め、清々しい一日のスタートとなりました。
皆生つるやのその他施設・サービス
館内での過ごし方とサービス
お風呂上がりに立ち寄った休憩所のようなスペースでのビールタイムは格別でした。
また、私たちは利用しませんでしたが、予約すれば利用できる家族風呂も評判が良いそうです。実際に利用された方からは「想像以上に広くて綺麗だった」という声もあり、プライベート感を重視するカップルや小さなお子様連れには特におすすめです。
何より印象に残っているのは、やはり「人」の魅力です。配膳のタイミングの気配り、廊下ですれ違った時の挨拶など、マニュアルだけではない心のこもった接客があり、「また帰ってきたい」と思わせる空気がこの宿にはありました。
皆生つるやの宿泊レビュー総評|こんな人におすすめ
実際に宿泊してみて、「皆生つるや」は派手な最新ホテルとは違う、「食」と「湯」と「人」の実直な良さを感じられる名旅館でした。
こんな人におすすめしたい!
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美味しい魚と肉を両方楽しみたいグルメなカップル
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お子様連れで、スタッフの温かいサポートが欲しいご家族
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静かな環境で、良質な温泉にゆっくり浸かりたいシニア夫婦
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足立美術館や水木しげるロードへの観光拠点を求めている方
建物の古さや設備面でわずかに気になる点はありましたが、それを補って余りある料理の満足度とスタッフのホスピタリティがあります。コストパフォーマンスも含め、個人的には「泊まって正解」の大満足な滞在となりました。
鳥取・皆生温泉への旅行を計画中の方は、ぜひ「皆生つるや 四季を奏でるさらさの宿」で、心もお腹も満たされる休日を過ごしてみてください。
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